ブログトップ

蒼穹 -そうきゅう-

ワタミフードサービスの障害者求人票の内容

当ブログ

『ワタミ社長が持論主張で従業員を殺したようなもの?』
〔2012-02-25 08:34〕


『ワタミのような会社は、聴覚障害者も要注意』
〔2012-09-21 18:50〕


で紹介しました、

ワタミフードサービス

の障害者向け求人票を、ハローワークから
入手しました。

これはハローワーク専門援助第二部門で
現在公開されている、障害者枠求人票の
データの中から、です。

就業場所多数で、勤務場所ごとの求人票
がありますが、記載内容はどれも同じよう
です。


勤務場所; 都内店舗
仕事の内容; キッチン 清掃等
雇用形態; パート労働者
雇用期間; 雇用期間の定めあり 12ヶ月
 契約更新の可能性あり(条件あり)


当然ながら、雇用契約更新の条件があります。
それは、次の通りです。

<更新条件>
 ・能力により判断


「能力により判断」とありますが、ワタミでは
障害を持つ人の労働能力をどのように評価
判断するのか、気になります。

ハローワークでは以前に「トライアル雇用」と
いう事業者向け支援システムがありました。
これは

「障害者は仕事や職場環境に慣れるまで
時間がかかるため、いったん障害者を雇用
した事業主は、最低でも3ヶ月は雇用し続ける」

ことを条件に、ハローワークが事業所に
トライアル雇用助成金を払うシステム(※1)です。

(※1)詳細は当ブログ

『障害者雇用助成金を飲み代に遣ってしまう会社』
〔2012-02-21 20:05〕

参照。


やはり、

「障害者でも役に立たなければ、
すぐクビにしたい」

という会社もあるからです。

今ではトライアルでなくても、試用期間が
1~3ヶ月と記載されている障害者求人票
が多いようです。

ワタミの場合はトライアル雇用助成金も
欲しいので、

試用期間; あり 労働条件変更なし 3ヶ月

となっています。
賃金は、

賃金; 時給850円

と、東京都の定めている最低賃金レベルでは
ありますが、問題はなしです。
勿論、都内の企業全体の中でも最低レベル
賃金です。

他の条件も

昇給; なし
賞与; なし
退職金制度; なし
加入保険等; 雇用 労災 健康


厚生年金保険は「なし」となっています。
こういう会社が悪質である可能性がある、
と当ブログでも以前の記事で知らせています。(※2)

(※2)当ブログ

『無年金障害者になってしまわないために、
知っておきたいこと (2)』
〔2012-05-07 18:11〕

参照。


やむをえずこういう会社で働く場合は、
国民年金への加入を忘れないように
しなければなりません。
それでも、国民年金だけでは老後の生活
は厳しいので、やはり厚生年金もある会社
で働くべきだと思います。

もし年金制度への加入を忘れると、
万一、重度障害者になってしまった場合に
障害年金も出なくなる可能性があるという
ことは、もうおわかりだと思います。

「就業時間に関する特記事項」には、
次の記載です。

月平均85~130時間勤務
(1)13:00~17:00 週5日 20時間
(2)17:00~23:00 週5日 30時間
時間外(労働); なし

休憩時間; 0分


「休憩時間なし」というのは、ヘンじゃない
だろうか?
と疑問に思うかもしれませんが、
これはワタミが、
労働基準法第34条(※3)に抵触しない
労働時間内に設定しているので、
法律上はギリギリ問題なし、です。

しかし、健常者でも大変な仕事なのに、
障害者も休憩なしで6時間ぶっ通しで
働くなんて、大変なのではないだろうか。


(※3)労働基準法第34条

(休憩)
第34条 使用者は、労働時間が6時間を
超える場合においては少くとも45分、
8時間を超える場合においては少くとも
1時間の休憩時間を労働時間の途中に
与えなければならない。

2 前項の休憩時間は、一斉に与えなけ
ればならない。
ただし、当該事業場に、労働者の過半数
で組織する労働組合がある場合において
はその労働組合、労働者の過半数で組織
する労働組合がない場合においては
労働者の過半数を代表する者との書面
による協定があるときは、この限りでない。

《改正》平10法112

3 使用者は、第1項の休憩時間を自由
に利用させなければならない。




それと、130時間勤務なら、厚生年金に加入
させてくれる会社もあります。
やはりワタミは、厚生年金加入逃れの可能性
が濃厚です。


「施設設備状況」では、次の通りです。

エレベーター; 有
階段手すり; 片側
出入り口段差; 有
建物内車椅子移動; 不可
トイレ; 洋式


エレベーター有にもかかわらず、車椅子移動
不可ということは、車椅子障害者は当然ダメ
だということでしょう。

一方、聴覚障害者に不利な「接客」とか
「電話応対」はありません。
これなら、聴覚障害者は積極的に応募できそう
です。

採用人数は「一人」なので、たった一人の
障害者として、いろいろなことに我慢して
働かなければならないことだろう。
困ったことがあっても、職場には誰も相談相手
はいない、と思われます。

ちなみに、この求人票データは求人番号
13060-15212321
からのものです。



【参考記事】

当ブログの次の記事も、飲食店で働いていた
人の過労死事件です。

『<過労死>労災認定企業名の開示を命令 大阪地裁』
〔2011-11-12 20:48〕

[PR]
by bunbun6610 | 2012-10-02 23:40 | ブラック企業と障害者雇用