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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

ビューティフルレイン 第9話

ビューティフルレイン

『ビューティフルレイン』というテレビドラマを見ています。

進行性の病気である若年性アルツハイマー病は、
周囲の人の目には見えないし、自分では幾ら頑張っても、
どうにもならない病気。
それは難聴障害と似た面があります。

圭介は、本当は父親として美雨と一緒に暮らしたいが、
美雨の将来のためにも、別れて暮らすことを選択した。
しかし、本当は自分で育てていく自信がなくなってきたので、
別れることにしたのだと、私は感じています。
主体性が持てなくなってゆきます。
病気が彼のそれを奪おうとするのかもしれないが、
本当は病気なんか関係ない。
障害や病気が、人間の主体性を奪うようなことは、
実はないのだ。
障害と同じように、誰だってそんな病気になってしまう
可能性はある。
むしろ、障害や病気についての、社会全体の理解が進んでいない
ことのほうが問題なのだろう。

こういう心理って、難聴などの聴覚障害
(「聾(ろう)ではなくて)と似ているような気がしました。
ろう者や健聴者にはわからないだろうが…。

難聴者は、健聴者との会話をわざと避けることがあります。
しかしそれは、その人が嫌いだからではありません。
話したくないからなのでもありません。
避ける以外に、どうしようもないトラブルを防ぐ方法がない
からです。
それは決して最良の方法ではなく、
自分だけが我慢した結果です。

特に複数の人との、盛り上がりやすい会話のときに、
話についていく自信がないとき、
自分から離れていくのだ。
たとえ、本当は話したくても、
たとえ、好きな人とでも…。
その辛さは、圭介と同じではないだろうか。
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by bunbun6610 | 2012-08-26 22:44 | 雑談