難聴についての説明?
2012年 05月 29日
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下は『あなたも難聴を体験しよう!?』という記事より。
→http://nancho.mimiral.com/index.php?%E9%9B%A3%E8%81%B4%E3%82%92%E4%BD%93%E9%A8%93%E3%81%97%E3%82%88%E3%81%86%EF%BC%81
>「人間は無音状態に置かれると、多くの人が45分以上は
精神的に耐えられないという発表があります。」
>「難聴を体験する方法?
一番いいのは無響室に1人で入ることです。
ただ、一般の方は機会がないので、難しいと思いますが・・・。
てっとりばやく、簡単に難聴を体験する方法があります。
あなたが好きなテレビ番組または映画の音を消して、
登場人物が何を言っているのかを当ててみましょう。
聞こえる他の音は入ってくるでしょうが、
テレビ番組または映画を見ている時の心の動きを
じっくり観察してみましょう。」
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この記事って、一体どうなのかなぁ!?
身体障害者手帳2級保持の聴覚障害者なのだから、
確かにほぼ無音の世界にいる時間も多いとは思いますが…。
難聴の世界は決して「無音の世界」ではない、
と思います。
聾(ろう)の世界は「音のない世界」と言われることも
ありますけど。
私の長い経験で言えば難聴は、無音の世界より
もっと苦しいと思います。
「中途半端に聞こえる内面の苦しみが、
そこでは全く説明されていない」
と思います。
私がここで言いたいのは、難聴の世界と聾(ろう)の世界は違う、
ということです。
ですから、難聴の世界を聾の世界で説明することは
正確ではない、と思います。
でも、この記事は確かに、健聴者が聴覚障害者の
世界の一面を知る上では参考にはなる、
と思います。
科学的、合理的で単純明快な説明だからこそ、
理解しやすいのかもしれません。
ただし、難聴の一面を知る、という意味でですが。
くどいようですが、聴覚障害は人により様々です。
私ならもっと、難聴については多面的に理解する
必要があると思います。
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→http://nancho.mimiral.com/index.php?%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E3%81%8C%E8%8B%A6%E6%89%8B%E3%81%AA%E7%90%86%E7%94%B1%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B%EF%BC%9F
>「障害者手帳のない軽中度の難聴者には問題なく電話が使える人も多いことから…」
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これは、本当に適切な説明なのかどうか、疑問です。
「問題なく電話が使える」といえる場合もあるかもしれませんが、
健聴者に勘違いしないでほしいことは、これについては決して
「健聴者と変わらないほどに」という意味ではない、
ということです。
私も昔の難聴時代、電話には苦労しました。
この記事は健聴者が読むと、混乱するかもしれませんが、
全体をよく読むと、私には大体理解できます。
読者が一部だけを読んで解釈すると、
誤解してしまう危険性はあると思いますが。
やはり聴覚障害のことはそれくらい、説明するのが難しいし、
苦心して書きあげ、それを健聴者が読んでも、
理解するのは難しいものなのです。
「聴覚障害者や難聴者」という書き方をしている点は、
この著者独自の考え方かもしれません。
これも身体障害者手帳の有無で区別したとか、
何らかの意味があるのだと思います。
下は『あなたも難聴を体験しよう!?』という記事より。
→http://nancho.mimiral.com/index.php?%E9%9B%A3%E8%81%B4%E3%82%92%E4%BD%93%E9%A8%93%E3%81%97%E3%82%88%E3%81%86%EF%BC%81
>「人間は無音状態に置かれると、多くの人が45分以上は
精神的に耐えられないという発表があります。」
>「難聴を体験する方法?
一番いいのは無響室に1人で入ることです。
ただ、一般の方は機会がないので、難しいと思いますが・・・。
てっとりばやく、簡単に難聴を体験する方法があります。
あなたが好きなテレビ番組または映画の音を消して、
登場人物が何を言っているのかを当ててみましょう。
聞こえる他の音は入ってくるでしょうが、
テレビ番組または映画を見ている時の心の動きを
じっくり観察してみましょう。」
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この記事って、一体どうなのかなぁ!?
身体障害者手帳2級保持の聴覚障害者なのだから、
確かにほぼ無音の世界にいる時間も多いとは思いますが…。
難聴の世界は決して「無音の世界」ではない、
と思います。
聾(ろう)の世界は「音のない世界」と言われることも
ありますけど。
私の長い経験で言えば難聴は、無音の世界より
もっと苦しいと思います。
「中途半端に聞こえる内面の苦しみが、
そこでは全く説明されていない」
と思います。
私がここで言いたいのは、難聴の世界と聾(ろう)の世界は違う、
ということです。
ですから、難聴の世界を聾の世界で説明することは
正確ではない、と思います。
でも、この記事は確かに、健聴者が聴覚障害者の
世界の一面を知る上では参考にはなる、
と思います。
科学的、合理的で単純明快な説明だからこそ、
理解しやすいのかもしれません。
ただし、難聴の一面を知る、という意味でですが。
くどいようですが、聴覚障害は人により様々です。
私ならもっと、難聴については多面的に理解する
必要があると思います。
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→http://nancho.mimiral.com/index.php?%E9%9B%BB%E8%A9%B1%E3%81%8C%E8%8B%A6%E6%89%8B%E3%81%AA%E7%90%86%E7%94%B1%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B%EF%BC%9F
>「障害者手帳のない軽中度の難聴者には問題なく電話が使える人も多いことから…」
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これは、本当に適切な説明なのかどうか、疑問です。
「問題なく電話が使える」といえる場合もあるかもしれませんが、
健聴者に勘違いしないでほしいことは、これについては決して
「健聴者と変わらないほどに」という意味ではない、
ということです。
私も昔の難聴時代、電話には苦労しました。
この記事は健聴者が読むと、混乱するかもしれませんが、
全体をよく読むと、私には大体理解できます。
読者が一部だけを読んで解釈すると、
誤解してしまう危険性はあると思いますが。
やはり聴覚障害のことはそれくらい、説明するのが難しいし、
苦心して書きあげ、それを健聴者が読んでも、
理解するのは難しいものなのです。
「聴覚障害者や難聴者」という書き方をしている点は、
この著者独自の考え方かもしれません。
これも身体障害者手帳の有無で区別したとか、
何らかの意味があるのだと思います。
by bunbun6610
| 2012-05-29 22:39
| 聴覚障害者の世界【難聴】