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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

健聴者の、一方的な「飲みュニケーション」

会社用語で「飲みュニケーション」という言葉があります。

会社の仲間、上司との、仕事帰りに居酒屋などで飲む、
社交習慣のことです。
「これも会社行事、仕事の一つ」というとらえ方をする
健聴者も多いようです。

しかし聴覚障害者は、飲み会が嫌いで、参加しない人もいます。
逆に飲み会が好きで毎回必ず行く聴覚障害者もいますが。

行く聴覚障害者は好きだからなのでしょうが、
やはり前提として、職場の人とコミュニケーション方法も
上手くいっているからなのでは、と思います。

一方、行かない聴覚障害者の場合は、特に
「飲み会でのコミュニケーションは難しいから」という理由が
多いです。

飲み会を「飲みュニケーション」と言う健聴者は

「飲み会に付き合うことも、大事な職場コミュニケーションの一つだ」

と思っているらしい。
会社での人間関係、そして仕事を円滑にするために飲み会に付き合い、
コミュニケーションをすることも必要だという考え方のようです。

しかし、本当にそう考えているのだったら、
なぜ健聴者は聴覚障害者と、普段から
職場で対等なコミュニケーションをしないのだろうか。
勤務時間中は仕事だから、厳しいというのだろうか。

それでは、仕事が終わった後の飲みニュケーションでも同じというのは、
一体どう説明するのか?
全く理解できません。

聴覚障害者にしてみれば、

「話の内容がさっぱりわからなくて、参加するだけでも辛い」

という気持ちは当然です。
しかし、それを我慢して「参加してほしい」と無神経なことを、
会社の健聴者はよく言う。
だから聴覚障害者は

「この人はやっぱり、何も分かっていない」

と思うのだ。
(残酷な言い方かもしれないが、これは当たっている)
余計に「この人とは話したいと思わない」と思うのだ。

会社で聴覚障害者に、飲み会に誘うこと自体は悪いことでは
なさそうに思うが、その行為には理解も必要だと思います。
理解もないのに誘っても、かえって逆効果になってしまうと
思います。
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by bunbun6610 | 2012-05-09 21:13 | 就労後の聴覚障害者問題B