役に立たないハローワークの聴覚障害者相談

就労後の聴覚障害者問題

2010年5月17日(月)

ハローワークの手話通訳者の資格を持つ
障害専門支援員と相談してみた。
しかし、やっぱり思考も心も健聴者で、
馬が合わなかった。
何と言ってもそりが合わないのは、
支援員の次の言い分だった。

「私も同じ。
健聴者も同じ。
聞いてもわからないことがある。
それを聞いたって、教えてくれない。
それで仕事のやり方も分からず、時間が過ぎていく。
それでも残業禁止で、仕事を片付けなければ
ならないのよ」

結局、この人は自分の不満を言い出している。
自分も同じ経験をしているのだから、
健聴者も同じだと。

だが、それでもこれは、聴覚障害者の
「情報保障がないので、わからない」
という問題とは異なるのではないだろうか。

支援員の場合「聞いてもわからない」というのは、
例えば、初めて聞いたこととか、聞きなれない
難解な説明とかの場合に、ありがちなことだ。
ちゃんと聞いている。
それでもわからないことは、むしろ相手の方に
原因があるだろう。
仕方がないのだ。
自分で自宅に帰ってから調べたり、勉強して理解
できるようにするしかないのだ。

でも聴覚障害者に立ちはだかる壁は、
情報保障がなければ、
その話さえも知ることができない。
知る権利すら保障されていないということを、
この相談員はわかっていないから、
こんなことを言うのだ。

ハローワークにいる唯一の聴覚障害者支援員が
こんな相談員で、本当に残念でならない。
手話ができるかどうかが大事なのではなく、
障害者が持つ労働問題の本質を的確につかむ
相談ができることが重要なのだ。
こんなわけで、今日は本当に、大いに失望した。
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by bunbun6610 | 2010-05-17 18:00 | 就労後の聴覚障害者問題B
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ある聴覚障害者から見た世界


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