聴覚障害者にできない仕事

〔参考資料1〕

当ブログ

『聴覚障害者が応募できない職種を減らそうではないか』
〔2012-02-18 07:59〕


 
『狭き門のろう者雇用』
〔2011-05-13 21:52〕



聴覚障害者が仕事を探せる手段は非常に狭いです。
駅売店や書店など販売されている求人雑誌だけでなく、
ハローワークの障害者専門援助部門
(正式には「専門援助第二部門」という)
でも、聴覚障害者が応募できそうな仕事を探すことは
困難です。

当ブログでも

『聴覚障害者にできる仕事』
〔2012-01-18 22:25〕


という記事は、未だに検索数値が高いほうですが、
それはインターネット上で、
仕事探しのヒントを求めている聴覚障害者が多いから、
なのかもしれません。
難聴者、聴覚障害者の就労問題の悩みが、
浮き彫りになってきそうです。

残念な事実ですが、今はやはりまだ、
「聴覚障害者にでもできる仕事」よりも、
「聴覚障害者にはできない仕事」のほうが、
容易に、多数見つかります。


【聴覚障害者に出来ない仕事の一例】
(ハローワークの職業紹介担当者による)
警備員、清掃員(チームワークで動くため)、
管理人(清掃と入居者の世話をする仕事)、
販売員、接客員、客室清掃員、ホール係、家事代行、
電話発信業務、キャンペーン・スタッフ、
受付フロントスタッフ、クリーニング取次店員、
事務員(電話応対が付随するため)、
図書館スタッフ、秘書、ドライバー(タクシー、トラック等)、
ホテルスタッフ、危険作業員、巡回指導員、店長候補、
営業マン、電話調査員、リサーチ業務員、広報スタッフ、
オープン・キッチン・スタッフ、施設案内スタッフ、
保育士、介護スタッフ、マネージャー、アシスタント・スタッフ、
オペレーター、…etc

これらの職種は、ハローワーク担当者に相談(希望)しても、
聴覚障害者にはまず、紹介を渋られてしまいます。

聴覚障害があると、仕事が狭められるばかりでなく、
場合によっては、学生アルバイトよりも安い時給で
働くしかありません。

障害者雇用を促進している製パン・製菓の業種も、
精神・知的障害者を雇用する方針が増えてきており
(特例子会社に多い)、そこへコミュニケーションの
難しい聴覚障害者は雇い入れたくない、
というところもでてきています。
日本語音声言語でのコミュニケーション障害を持つ
聴覚障害者だけは、
難しいと考えられがちなのです。


【ココだけでしか知り得ない裏情報】
高い障害者雇用率を誇る企業としても名高い、
株式会社ユニクロが障害者を募集しています。

 →http://d.hatena.ne.jp/zundamoon07/20080914/1221375735

http://www.uniqlo.com/jp/corp/pressrelease/2009/07/070916_shop.html

ユニクロが作成した求人票(35010-2768721)
によると、職種は店舗スタッフ(有名デパート内勤務)で、
仕事の内容は「商品出し、商品整理、清掃等」
となっていました。

「この仕事内容ならば、聴覚障害者も応募できるの
ではないか」

と思った聴覚障害者が、応募しようと思い、
ハローワークに相談してみました。
ハローワーク担当者は、ハローワーク側だけが
閲覧できるコンピュータ情報を見た後、
こう言いました。

「仕事の内容は聴覚障害者でも出来ても、
勤務場所がデパート店舗内なので、
お客様に話しかけられる場合もあります。
こちらから見る(ハローワーク担当者だけが見れる)
コンピュータ上(※)にも
「聴覚障害の方は難しい」
と書いてあります。

絶対に採用不可というわけではありませんが、
応募はやめたほうがよいのでは?」


(※このコンピュータはハローワーク担当者だけが
見れる裏情報になっていて、
求職者が見る求人票には書かれない、
企業側の希望などが書いてある。
企業によっては、この場合とは逆に
「聴覚障害者を希望」
と書かれている場合もある。)


こんな場合でも、

「聴覚障害者には無理」

「採用されない」

とは言われないけれども、
こういうふうに伝えられました。

聴覚障害者を差別しているわけではないとか、
聴覚障害者の心情に配慮して、
そういうふうに言うのだと思います。

つまり、聴覚障害者が問い合わせをして、
初めてこういう事実が、聴覚障害者にだけ
突きつけられてきます。

健常者は勿論、他の障害者も、
聴覚障害者だけにこういう職域問題があることを、
一切知ることがないのです。
だから、私はこのことを自分のブログ上にて公表し、
こういう問題があることを世の中に広く知って
もらいたいと思います。

本当にこの仕事内容をする募集要項の場合、
聴覚障害者雇用への配慮は全く不可能だと
言えるのでしょうか?
聴覚障害者の就労への合理的配慮とは、
一体何でしょうか?
健聴者読者の皆さんは是非、真剣に考えてみて
下さい。


〔重要参考資料2〕

当ブログ

『合理的配慮と理解で、障害者の雇用促進を』
〔2011-12-07 20:48〕


「…衣料大手「ユニクロ」は、「1店舗1人以上」の
障害者雇用を掲げている。
全国約850店の9割以上で障害者が働き、
身体障害者の約3割が聴覚の障害。
業務は他の店員と変わらず、清掃や商品管理の
ほか接客もこなす。…」


読者のみなさんはどう思いますか?

「矛盾している」

と気づかないでしょうか?
だからユニクロは、裏情報を使っているのだ。
裏情報を使うのは、この矛盾点をなるべく
隠して、都合のいい障害者雇用をしたいから
なのだ。
それにハローワークも加担していることになる。

これで、つじつまが合ってくる。

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by bunbun6610 | 2012-05-02 11:56 | 就労前の聴覚障害者問題A
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