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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

わかろうとしない罪

健聴者の主張は

「自分たちが健康な耳を持つ人間であり、
社会の主流派であり多数派だから、
よって、自分たちの考えが社会常識である。
聴覚障害者への配慮など、甘え(特別扱い)に過ぎない」

というわけだろう。
それでは、もしもろう者が多数派の社会になったとしたら、
健聴者はどうするというのだろう。
自分たちは、文句を言うべきではないというのだろうか。

聴覚障害者がノーマライゼーションだの歩み寄りのために、
どれほど目に見えない努力をして、ここまでやってきたかを、
健聴者は全然知らないし、理解もしていないから、
そんな態度がとれるのだろう、と思う。

歩み寄りを一生懸命にしてきた結果がこれでは、
聴覚障害者は、その自分だけでどうしても克服できない壁を、
いったいどうやって乗り越えて行けるのだろうか。
健聴者は、それを考えたことがあるだろうか。

あまりにも残酷だ。
残酷だということも、健聴者にはわからない。
健聴者には「わかろうとしない罪」がある。
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by bunbun6610 | 2012-03-07 20:32 | 聴覚障害