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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

手話ソングの日本語対応手話と、日本手話について


 『聴覚障害者の方は手話ソングを嫌うって本当ですか?』

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1016957650


ところで、あなたなら上の記事の、
一番下の回答者が言われている、
次の言葉の意味は、どう解釈しますか?

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「歌詞はメロディやリズムとセットなのであって、
歌詞をただ手話にしただけでは、
ろう者には伝わらないものだ。と。

でも、一生懸命手話を覚えて、
何とか伝えようとするその気持ちは嬉しい、
とも仰っていました。

私も、お役にたつことがあればと思い
手話を習い始めて、テキストを見て丸暗記して
いましたが、伝えようという気持ちが大事!と、
講師の先生に教わって、
それを知っただけでも習って良かったなと
思いました。」


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私は、こう思いました。

「一生懸命手話を覚えて、
何とか伝えようとするその気持ちは嬉しい」


 →手話って、覚えるものなのだろうか?
健聴者の場合、手話は第二言語として学習し、
習得するものだから、確かにそう言えるかもしれないけど、
それはだいたい、日本語対応手話を習っているうちの話
だと思います。

ここで言う日本語対応手話とは、
まず手話を初めて習う初心者のためとか、
手話通訳にも必要なため、
習うとかの目的があると思います。

勿論、この手話ができる聴覚障害者もいますが、
ろう者(Deaf)の母語は日本手話になると思います。

ですから、ろう者(Deaf)とのコミュニケーションに最適な言語は、
日本語対応手話ではなく、日本手話ということになります。

そもそも今の年齢が高いろう者(手話指導者に多い年齢層)の
場合は、学校で手話を習ったのではないはずだし…。
(母語は日本語対応手話ではなかった、ということ)


「伝えようという気持ちが大事」

 →でも、この意味はさっきとは違うと思うんですけれども。
丸暗記とは違うことを言っていると思います。

まさに日本語対応手話の上をいく、ろう者と同じ
コミュニケーション法なのですけれども…。

習った手話も勿論使うのですが、手話がわからないとき、
通じないだろうと思ったときは、私は自分で手話を創造してしまい、
伝えようとすることもあります。

この自分で手話を考えて、伝えるという行為こそが、
「伝えようという気持ち」の、一つの具現ではないかな、
と思うのですが。

これはもう、日本語対応手話の手話学習や、
手話ソングばっかりやっている人には身につかない技術というか、
言語(「日本手話」と呼ばれる手話)だと思います。


というのが私の個人的な考えですが、
皆さんの場合はどう思うでしょうか?
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by bunbun6610 | 2012-02-28 20:35 | 手話