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ワタミ社長が、持論主張で従業員を殺したようなもの?

「間接差別」という言葉があるのだから、
「間接殺人」というのもあっても、
おかしくはないのではないだろうか。


この記事に載っている、村上龍氏との
対談内容に、びっくりしました。

渡邉美樹氏って、この前の都知事選挙に
立候補した人ですよ。

でも、3K業種では、このような実態が
常識となっていることは、
私も経験者なので知っています。

別の面で言えば、だれもこの常識を
止められないのだと思います。

さすがに

「みんなやっているから、当たり前」

だとは言わないね。



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http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20120223/Itnetworks_market_news_YultZ8lyk.html



【速報】ブラック企業
「和民」従業員自殺
「労務管理はできていた」
と社長


2012年2月23日 01時00分

就職して2か月で自殺
大手居酒屋チェーン「ワタミフードサービス」に
勤務する26歳の女性が2008年、自宅近くの
マンションから飛び降り自殺した。

この事件について、神奈川労働局は14日、
過労が原因として労災に認定した。
ワタミ株式会社PDFより

月100時間、早朝5時まで連続1週間
自殺した森美菜さん(当時26)は、2008年4月、
ワタミフードサービスに入社した。

配属された京急久里浜店では、1か月あたり
100時間を超える長時間勤務や、朝5時までの
勤務が1週間続くなどした。

また休日や休憩時間もレポート書きに追われ、
心身ともに休まるときがなかったという。

入社から2か月後、森さんは自宅近辺のマンション
屋上から飛び降り自殺した。

亡くなるおよそ1か月前に書かれた日記には、
その苦しみが記されていた。

「体が痛いです。
体がつらいです。
気持ちが沈みます。
早く動けません。
どうか助けて下さい。
誰か助けて下さい」
(NHK報道より抜粋)

死ねば支払わなくていい「貸し」
同社の社長、渡邉美樹氏は労災認定について
次のようにTweetしている。
労災認定の件、大変残念です。
四年前のこと 昨日のことのように覚えています。
彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそう
としていました。
労務管理 できていなかったとの認識は、
ありません。
ただ、彼女の死に対しては、限りなく残念に
思っています。
会社の存在目的の第一は、社員の幸せだから
です。


これほど劣悪な労働条件でも、労務管理できて
いなかった、という認識はないらしい。
労働に対する同氏の考え方は、これまでトーク
番組や各種の記事などで読み取ることができる。


「日経スペシャル・カンブリア宮殿」では、
「無理」という言葉について、こう語る。

ワタミ社長;
「『無理』というのはですね、嘘吐きの言葉
なんです。
途中で止めてしまうから無理になるんですよ」

村上龍;
「?」

ワタミ;
「途中で止めるから無理になるんです。
途中で止めなければ無理じゃ無くなります」

村上龍;
「いやいやいや、順序としては『無理だから
→途中で止めてしまう』
んですよね?」

ワタミ;「いえ、途中で止めてしまうから無理
になるんです」

村上;
「?」

ワタミ;
「止めさせないんです。
鼻血を出そうがブッ倒れようが、
とにかく一週間全力でやらせる」



やらせた結果が鼻血ですめばよいが、
それ以上の事態が起きる、
という発想は思考から除外されているようだ。

さらに「リクナビ」では、会社の待遇に不満を
訴える男性社員に対して、こう説いている。
今のあなたは、会社に貸しがある、つまりは、
会社に「見えない貯金をしている」わけです。
そのことを理解すべきだね。
形はないけれど、この貯金はいつか必ず
あなたにとって、何らかの形でプラスになって
戻ってくる。
今もらっている給料だけが、すべてではない
んですよ。(リクナビHPより抜粋)

つまり、社員に無理な労働を強いて、
会社に貸しを作らせるが、
死ねば返す必要がないということかもしれない。

ブラック企業経営者の定番
渡邉氏が社員に無理を強いるのは、
自身はそれくらいやって成功した、
という自負があるからかもしれない。
多くのブラック企業経営者に見られる思考形態だ。

ただ、多くの人材を率いる以上、肉体的、
精神的にそのやり方を踏襲できない人間も
社員の中に混じっていることは理解すべきだろう。

そういった弱い人間に配慮する必要はない、
というのであれば、和民流についていける
優秀で強靱な人間だけを社員として採用すべきだ。

ワタミフードサービスの給与で雇用できるのなら、
だが。



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【追記】(2015年12月8日)




http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151208-00000052-asahi-soci

「すべて私の責任だと
お話しした」
 渡辺美樹氏一問一答


朝日新聞デジタル
12月8日(火)19時11分配信

渡辺美樹氏は8日、遺族との和解後、東京地裁前
で記者団の取材に応じた。一問一答は次の通り。

 ――和解についてどう受け止めていますか。

 「和解していただいて、やっと、直接おわびする
ことができた。
よかったと思っている。
(遺族には)『すべて私の責任だ』とお話しした」

 ――裁判の当初は、自身の法的責任を認め
なかったのはなぜですか。

 「法的責任については解釈の違いの調整だった。
もちろん道義的責任については『120%ある』と
明言してきた。
(裁判で)ご遺族のおっしゃっていることがもっとも
だと理解できた結果、すべて受け入れた」

朝日新聞社



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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151208-00004039-bengocom-soci

亡き娘に
「ここまできたよ、と言いたい」
遺族が涙、
ワタミ過労自殺訴訟の
和解成立


弁護士ドットコム
12月8日(火)19時13分配信

居酒屋「和民」を運営するワタミ子会社で働いて
いた森美菜さんが過労自殺し、遺族が会社側と
当時ワタミの代表取締役だった渡辺美樹参院
議員らに損害賠償を求めて東京地裁に起こした
訴訟は12月8日、ワタミ側が1億3365万円を
支払い、謝罪することで和解が成立した。
同日、東京・霞ヶ関の厚生労働省で会見を開いた
父親の豪さん(67)は

「(美菜さんに)ここまできたよ、と言いたい」

と涙ながらに語った。

●「今でも時間は8年前で止まったまま」

亡くなった美菜さんは2008年4月、正社員として
同社に入社。
連日、深夜・未明にまで及ぶ長時間労働を強い
られ、休日も、研修や渡辺氏の著書のレポート
作成などに追われた。
そして入社から2ヶ月後、マンションから飛び降りた
(享年26歳)。

この裁判では、美菜さんの両親が、自殺の原因
は会社側が安全配慮義務を怠ったためだとして、
約1億5300万円の損害賠償を求めていた。
一方、ワタミ側は、安全配慮義務違反はなかった
として請求棄却を求めていた。

和解内容は、美菜さんの死亡の原因が同社の
業務にあることを認め、1億3365万円の損害賠償
を支払うというものだ。
さらに、同社と渡辺氏のホームページに1年間、
和解条項の内容を掲載することや、一部の社員に
未払いの賃金を支払うことなども盛り込まれた。

また、原告側によると、裁判所には渡辺氏と
現社長の清水邦晃氏が出廷し、遺族に対して
謝罪したという。

豪さんは和解の内容について、

「お金だけではなく、再発防止条項など、色んな
条件を加えて、労働環境をよくする方向の結果
が出たことは非常に良かったと思っている。
本当に反省しているのであれば、この和解条項
の約束を守ってほしい。
良い会社になっていただきたい」

と述べた。

母親の祐子さん(61)は、

「今でも時間は8年前で止まったまま。
ワタミに入社することを許してしまったこと、
生きているうちに助けられなかった後悔は、
死ぬまで続く」

と述べた。

また、渡辺氏が

「1日も早く美菜さんの墓参りをしたい」

と発言したことを明らかにし、

「今現在は、絶対に来てほしくない」

と話した。

原告側代理人の玉木一成弁護士は、

「損害賠償額は、死亡事案としては過去
最高に近い水準。
慰謝料も、通常の倍額を認めさせることが
できた」

と述べた。
さらに、過重労働の再発防止策として、

「1か月の労働時間について、36協定の
上限時間を超えて労働することを防止する」

などの条項を同社に認めさせたことについて、

「判決で得られる以上の成果を勝ち得る
ことができた」

と話した。

ワタミ株式会社の清水邦晃代表取締役は
ホームページで、

「労務訴訟に関する和解成立のお知らせ」

とするプレスリリースを発表。

「現在、当社におきましては、労働環境の
改善に鋭意取り組んでおり、同様の事案
の再発防止に努めております。
尚、和解内容につきましては、後日、当社
ホームページ上にて公表の予定ですので、
そちらをご覧いただけますと幸いです」

とのコメントを発表した。

弁護士ドットコムニュース編集部



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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151208-00000153-jij-soci

ワタミの過労自殺
訴訟和解
 =1億3000万円支払い
謝罪―渡辺氏、責任認める


時事通信 12月8日(火)19時43分配信

ワタミグループの居酒屋「和民」で働いていた
森美菜さん=当時(26)=を過労自殺で失った
両親が、ワタミ(東京都大田区)や創業者で参院
議員の渡辺美樹氏らに損害賠償を求めていた
訴訟は8日、東京地裁で和解が成立した。

 原告側によると、渡辺氏らが法的責任を
認めて謝罪し、約1億3000万円を支払う。
 原告側代理人によると、ワタミ側は

「創業者が形成した理念に基づき、従業員に
過重な業務を強いた」

とした。
渡辺氏については

「最も重大な損害賠償責任を負う」

ことを確認。
謝罪の文言を含む和解内容を1年間、同社と
渡辺氏のホームページ上に掲載する。

 同社は今後、労使協定で取り決めた残業
時間の限度を守るなど過重労働の防止を図る。
渡辺氏の著書購入費などを給料から天引きして
いたが、森さんが入社した2008年以降の新卒
社員に対し、これらを返金することも盛り込まれた。

 厚生労働省で記者会見した父豪さん(67)は

「再発防止を盛り込んだのは良かった。
今苦しんでいる人たちに、良い影響が出ることを
望む」

と話した。

 訴状によると、美菜さんは08年4月に入社し、
神奈川県内の店に配属。
6日間連続の深夜勤務などで時間外労働は
月140時間を超え、同年6月に自殺した。



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http://www.asahi.com/articles/ASHD85Q03HD8ULFA02X.html

「死ぬまで働け」
・始発まで待機…
 ワタミ、当時の実態


編集委員・沢路毅彦
〔2015年12月8日23時21分〕


「24時間、死ぬまで働け」――。
そう唱えてワタミグループを急成長させた
創業者の渡辺美樹氏(自民党参院議員)が、
一転して過労自殺の責任を認めた。
社員だった森美菜さん(当時26)が
亡くなって7年。
若者を使いつぶす「ブラック企業」という
批判を受け、認めざるをえなくなった。


·ワタミグループ過労自殺訴訟が和解
 会社側が責任認める

http://www.asahi.com/articles/ASHD84V09HD8ULFA01N.html


·「すべて私の責任だとお話しした」
 渡辺美樹氏一問一答

http://www.asahi.com/articles/ASHD85Q7VHD8UTFK00Q.html


 「ワタミには、

『365日24時間、死ぬまで働け』

という言葉がある」

「そうしろと言うのではない。
そんな気持ちで、働いてほしいということだ」。
渡辺美樹氏の著書の言葉だ。

 裁判で明らかになった、ワタミの実態は
すさまじい。
当時、森さんら新入社員が強いられた
現実だ。

 店の営業は深夜に及ぶ。
終電以降もタクシーは使えないため、
始発まで店内で待機した。

 仕事を終えて深夜帰宅した同じ日に、
東京の本社で早朝研修があったこともある。
研修では、渡辺氏の言葉をまとめた理念集
を丸暗記する。
満点をとるまでテストが繰り返された。

 休日にはボランティア名目の研修。
渡辺氏の著作を読んで感想を書く課題も
あった。
これも勤務時間外にこなさないといけない。

残り:285文字/全文:735文字



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by bunbun6610 | 2012-02-25 08:34 | ブラック企業と障害者雇用

ある障害者から見た世界


by bunbun6610