障害者を使い捨て雇用する企業の特徴

 これは実際に存在した会社の話です。


その会社(※1)は実態が発覚してから、
短期で辞めさせられた元労働者たちから、
たちまち総攻撃に遭い、当然ながら倒産しました。


(※1)埼玉県与野市、浦和市、入間郡三芳町で
店舗・工場展開していたレストラン・製パン業。



特に小さな会社が障害者を雇用すると、
大きな額の障害者雇用助成金をもらえることは、
当ブログ

『障害者雇用助成金の問題点』
(2012-02-01 19:47)

で説明した通りです。

なかには、このカネを目当てに障害者を無理に
雇い入れる会社があります。

しかも、使い捨てです。
短期でクビを切って(※2)、また新しい障害者を
雇用して、新しい助成金に手をつけています。

(※2) ただし会社は、ハローワークへは

「本人が自主退職した」

と届け出しているので、ハローワークには
それも分からないのでしょう。


管轄の浦和労働基準監督署も、こういう状況を
知っていて、問題視していました。
でも、ハローワークと労働基準監督署は連携が
ないので、速やかな対応ができなかったのでしょう。
「ハローワークはブラック企業の温床地帯」という
のは、やはり本当の話です。

辞めさせた人の賃金や通勤費も、
未払いのまま放置していたのです。
つまり、実態は無賃労働をさせていたことになります。

(それで次第に裁判が増えて、経営ができなくなって
いきました)

さらに、勤務期間中も、経営陣が

「もっと売れる商品を開発しろ」

と指示しておきながら、研究開発費は従業員全員
で自腹でした。


障害者雇用助成金にもいろいろなものがあり、
短期雇用でも事業主がもらえるものには、
トライアル雇用助成金制度というのがあって、
これは3ヶ月の試用期間だけでも、
月当たり4万円(3ヶ月で満額12万円)の
助成金がもらえます。

例えば食品製造や飲食業界のパート・アルバイト
だと大体、障害者一人に支払う給与は
月5~6万円です。

そのうちの4万円が公費負担ということになる
わけですから、これほどおいしい労働力はないのです。

当ブログ

『障害者雇用助成金を飲み代に遣ってしまう会社』
〔2012-02-21 20:05〕

にも述べていますが、重度聴覚障害者は
コミュニケーションは不自由ですが、
身体能力は健常者と同等なので、
肉体労働者としては、かなりの労働力として
使えます。

しかも、高額な雇用助成金がつく

『障害者雇用助成金の問題点』
〔2012-02-01 19:47〕

参照)

ので、健常者よりも安価な労働力として
期待できます。

それゆえ、悪い会社には、あえて重度聴覚障害者を
狙った障害者雇用もあるのです。

特に、3K(※3)業種で、中小企業の自転車操業資金
として利用されるケースがあります。


(※3)3つのK…(仕事が)①キツイ、②汚い、③給料が安い
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by bunbun6610 | 2012-02-21 20:25 | ブラック企業と障害者雇用
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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610
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