ある会社の、人事部の人の話から

まずは、下の記事をご覧になってみて下さい。
ある会社の人事部経験者が、聴覚障害者雇用に対する、
率直な見方を述べています。


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『聴覚障害者と就職とプログラマ』

→http://okwave.jp/qa/q4534814.html


僕も同業種で、人事関係も手をつけているものです。
で、ちょっと厳しい意見になったらすみませんが・・・
うちの会社にも数人、聴覚障害者がいます。
その方たちとのコミュニケーションって実は
とても疲れる、という意見が聞かれます。

大きな声でハッキリゆっくりと言わないといけないからです。
モジモジ話す人が多いので、まあこちらの業種の人間と
「マッチ」しにくいです。

障害者雇用というのなら、それはそれであると思いますが
恐らく「契約社員」の1年更新ではないですか?
ま、あとは差別があるんです。

同じ障害者でも
「聴覚障害者は一番小難しいタイプが多い」
というのが通説なんです。

僕が顔をだす人事部でもそういう評価をしますし、
派遣の営業が話す言葉にも
「聴覚の人は人の意見を聞かないからね~」
というような言い方をするんで、障害者雇用ではなく
一般雇用になるなら、あえて障害者を雇わないという
方向性があります。

次にスキルなのですが、はっきり言うと「スキル不足」。
もっとハッキリ言うと経験があっても
「専門性が見えにくい」
というのがポイントです。

これは恐らく会社の方針なんでしょうが、
(アチコチ飛ばされて)手をつけている言語が多いのは
器用だとは思います。

しかし専門性がない、経験に一貫性がないと僕なら判断
します。

>言語はVB、.NET、COBOLが1年以上です。
うちなんかも、COBOLの仕事は今でもたまに案件があります。
VB/.NETも画面周りくらいしかしないんですよ。
小さなアプリなら良いのですが、業務ソフトとなるとやっぱり
C言語がメインです。

なのでその辺りが経験として半端で難しいですね。

それと基本情報とシスアドでは資格という意味で戦力外です。

基本情報は今時、新卒でももってますし、シスアドってどうよ?
というような資格じゃないですか?
シスアドとして仕事するなら2種は強みですが。

36歳ならばソフトウェア開発技術者試験くらい持ってないと
アピールになりません。

今は仰る通り難しい時期です。
今は静観するか、派遣でつないでDB関係の資格でもとったら
どうでしょうか?
オラクルマスターなんてオススメですよ。

結論
障害者雇用で探すなら大手狙いで探す。
但し基本35歳までなので兎に角探すことです。
純粋なソフトウェア会社はスキル的に厳しい。

大手の食品会社、生保/金融など社内SEを欲しがる会社は
多いのでそちら関係を探す。

しかしwebクリエイター上級・CG2級・MM3級などをもっているなら、
ひとり、もしくは少人数の部下をもってHP作成の仕事をするような
ものもイケると思うね。

次に、障害者雇用ではなく一般雇用なら障害は特に記載する
必要がない。
何故なら「補聴器」は見える。
隠すには当らない。
見えるので耳が悪いというのは十分わかる。
あとは面接で耳をどう評価されるかはうける会社に任せるしかない。
今の、一般雇用希望でかつ「障害者なんです」という方向性が
落ちる理由です。

障害者雇用の場合、障害に詳しいものが面接担当します。
勿論、障害者手帳も提出して頂いてよくよく吟味します。
なにも知らない普通の採用担当だと落ちるわけです。

投稿日時 - 2008-12-07 01:56:06



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現実には

「こういう会社ばかりではない」

ということも確かだと思いますが、
ハローワーク求人票には「年齢不問」と書いてあっても、
35歳まで、というのは多いような気がしますね。

会社の全社員を預かる部署として、また大きな会社になると、
国(厚生労働省)から障害者雇用担当者を置くように
通達されているので、届け出なければなりません。

名前だけ出すんじゃなくて、
どんな改善策をやっているのかなど、
調査票に書き込んで返信しなければなりません。

そんな人事部の考え方の一例が、これなのです。

「正直でよろしい」と思います。
普通なら、このような本音はまず聞けないでしょう。

やっぱり、聴覚障害者というのは、
その行動で特に目立つものとか、
健聴者とは異質な点があるので、その視点から

「うちの会社にも数人、聴覚障害者がいます。
その方たちとのコミュニケーションって実はとても疲れる、
という意見が聞かれます。
大きな声でハッキリゆっくりと言わないといけないからです。」とか、

「差別があるんです」とか、

「聴覚障害者は一番小難しいタイプが多い」とか、

「聴覚の人は人の意見を聞かないからね~」とかが、

クローズアップされがちなのだろう、と思います。
そこまでは別に構わない、と思います。
実際に、そう思ったのですから。

私が問題だとするのは、健聴者はそう見えることの背景にある
諸事情について勉強し、聴覚障害者雇用の改善に生かしてほしいのに、
そこまではしようとしない点です。

この例にもあるように、面倒だから、そこまではやりたがらず、
ほったらかしにしているのだと思います。
だから、勉強不足なのは健聴者だって同じです。

正直、人事部の人の視野が、これほど狭いとは
思ってもみませんでした。
このような考え方の人事部を持つ会社は、多いかもしれません。

例えば、「人の話を聞かない」とは、
具体的にどういうことなのかわかりかねますが、
これだけ読んでも
「聞く耳を持っていない」
とは断言できません。

健聴者の配慮がどうしても足りなかっために、
曖昧にしか聞こえなくて、結局わからないから聞いていないのを、
健聴者に勝手に「聞いても聞かない」と思われている
可能性だってあると思います。

「小難しい」は、健聴者からは欠点として見えるからでしょう。
でも、例えば聴覚障害者が通訳や話し方への配慮を求めていたならば、
合理的配慮の一つであって、正しい方法をきちんと伝えられることは、
むしろいい面です。
むしろ、「小難しい」と言う健聴者の神経のほうがおかしい。

多様な人間がいるということを理解できていないかのような
話に聞こえてくるのです。

これが日本の会社の、人事部の考え方だなんて、
本当に貧弱に思えて悲しいと思う。
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by bunbun6610 | 2012-02-18 00:17 | 就労前の聴覚障害者問題A

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610