手話が出てくる映画

洋画は邦画と比べると、聴覚障害者に断然、人気があります。
演技者の表情、ジェスチャーなどが非常に豊かで見てわかるし、
セリフの字幕も短くて読みやすく、わかりやすいからです。
テレビの字幕とは違う翻訳工夫がされているそうです。

さて、私にしては珍しく、映画館へ行って新作洋画を観ました。
正直、2時間もあの狭い席に座りっぱなしなのは、苦手なのですが。

テレビで『ミッション;インポッシブル』1作目、2作目を
観て面白かったので、4作目を観たのです。

 →http://www.mi-gp.jp/

この映画は、主人公イーサン(トム・クルーズ)が
刑務所から脱獄するシーンから始まっていますが、
そこでイーサンがモニター越しの仲間に
手指によるサインやジェスチャー(身振り)で指示したり、
コミュニケーションをしているシーンがあります。

これを手話と呼べるかどうかはわかりませんが(その話はさて置き)、
アメリカ映画にはこういうシーンが時々あるものです。

昨年12月4日の日曜洋画劇場に登場した『ノウイング』も、
ニコラス・ケイジが難聴児役と手話でコミュニケーションを
するシーンがあります。

あと、それ以前のテレビ放映されたアメリカ映画で、
確かブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが
出ていたと思うのですけれど(もしかしたら、違う俳優&女優かも?)、
それもアクションの最中に手話なのかサインで、
作戦を話し合うシーンがあったと思います。

銃や爆発音でうるさく、しかも敵の近くて音声会話が使えない状況では、
サインや手話は有効な方法なので

「こんなことをとっさにできる彼らは、頭がいいな」

と感心して観ていたものです。

日本人は残念なことに、
こうしたコミュニケーションが苦手な人が非常に多いです。
ただ、どうしたことか、オランダのろう者から聞いた話によると

「日本のような手話学習のテレビ番組や、
手話サークルは、ヨーロッパにはないよ」

と聞かされました。
そのオランダのろう者は、日本のそういう状況に驚いていたのです。
しかし、それなのに、日本だと手話学習の機会はあるのに、
手話アレルギーの人が随分います。
手話サークルのメンバーのなかにでさえ、です。

反対に外国では、手話習得の機会といえば、ろう者に直接会って習得する、
あるいは専門の学校に行って勉強し手話通訳者になる以外に、
ほとんど方法がないようです。
それでも、外国のろう者は手話を全く知らない健聴者とでも、
何とかなるのだという。

日本の手話アレルギーの人が多いという現象は、
役に立たない英語教育の実態と、うりふたつだと思います。

これは国民性、民族性の違いだと言えるだろう。
日本のほうが、聴覚障害者は健聴者とは別だ、
と切り離して考えている傾向が強いのではないでしょうか。

日本のろう・難聴児たちは、ろう学校を卒業した後は、
そんな社会に入ってからはバラバラになり、
その後は孤独に、一匹狼のように生活してゆかなければなりません。
それがどんなに大変で、つらいことだろうか。
無論、私もつらいです。

この問題を解決に導いていくための方法が、
おそらく手話言語法なのだろう。

 →http://www.jfd.or.jp/2011/12/27/pid7106

 →http://www.jfd.or.jp/2011/08/05/pid6302

いや、それだけではなく、日本人の国民性を、
そのコミュニケーション能力をグローバル化する
切り札になる可能性があると思います。

日本には、手話を知らない聴覚障害者が大変多いですが、
これからの聴覚障害者は、手話も覚えて、
幅広いコミュニケーション能力を身につけて、
人間関係構築に役立てていって欲しい、と思います。
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by bunbun6610 | 2012-01-09 00:13 | 手話
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ある聴覚障害者から見た世界


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