都営線のバリアフリー (2)聴覚障害者への筆談対応

2007年頃は、都営線車輌内で、
「筆談します」という掲示物を見かけたものです。
しかし今は、このような掲示は、全く見かけなくなりました。

もしかしたら、

「駅員に『私は聴覚障害者ですので、筆談して下さい』と言っても、
してくれないのではないだろうか?」

と不安に思っている難聴者もいるかもしれないので、
そういう心理を和らげ、気軽に言ってもらえるように、
こういうポスターは意味があったのかもしれません。

都営線の駅職員には、

「私は耳が聞こえませんので、筆談して下さい」

と伝えれば、何でも筆談してくれます。
だから安心です。

こういったポスターを掲示するだけでなく、
駅員教育もしっかりとしていたからに違いありません。
私鉄では未だに、聴覚障害者への筆談対応は個人差があるように思うのですから。

でもその前に、困っている聴覚障害者ならば、まず自分でそれを言わなければ、
駅員も筆談はしてくれません。
当たり前ですが。

そう言えば、(社)全難聴が普及に努めている耳マークは、ここでは見かけないです。

 →http://www.zennancho.or.jp/distribution/mimimark.html

クローバーの身体障害者マークでは、聴覚障害者対応なんて誰もしないから、
「聴覚障害者対応をします」ということを示す公的なマークが、
何かほしいものです(※)。

(※)(社)全難聴が著作権を持つ「耳マーク」は、
公的な聴覚障害者マークではありません。


ところで、自動車運転免許には蝶マークがありますが、
あれはなぜ蝶なのでしょうかね?
聴覚障害者から「洒落にもなんないぞ!」「おちょくっているのか?」
という批判的な疑問の声を聞いたこともあります。

 資料(A)→http://www.police.pref.saitama.lg.jp/kenkei/menkyo/osirase/tyoukakusyougai/tyoukakusyougai.html

 資料(B)→http://toyonokuni.exblog.jp/8879409/

 資料(C)→http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1026630435

警視庁のパブリックコメントのときは、
多くの聴覚障害者協会が採用している龍マークや、
全難聴の耳マークなどが挙がっていましたが、
実際に決まったのは蝶とあって、皆驚いていたようでしたが。

とにかく、これを付けなければならない車のドライバーは、
よほど重度の聴覚障害者なので、
実際は目にすることは少ないと思います。

本当のところ、重度聴覚障害者にとっての運転免許バリアは、
他にもあると言われているのですけれども…。

それでも、蝶マークは公的なマークです。
健聴者は、無視すると罰金ですよ。

これは、水戸黄門様の印籠並みの効果があるのでしょうか。
そんな強力な?(かどうかは知りませんが)マークが、
聴覚障害者バリアフリー推進策があったらいいと思いますが。
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by bunbun6610 | 2011-12-06 22:39 | バリア&バリアフリー
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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610
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