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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

難聴者コミュニティ形成の難しさ(5)

難聴者のコミュニケーション方法として、
これまでに手話や筆談を挙げてきました。
しかし、手話は習得が困難で、実際に使いこなせるようになれる人は、
ごくわずかです。

筆談の場合は誰でもできると思われがちですが、
健聴者が音声会話を楽しんでいるときのような、
自然なコミュニケーションにはなりにくく、
当ブログ『難聴者コミュニティ形成の難しさ(4)』(2011-08-24 19:40)
でも述べたようなトラブルが起きてしまう場合もあります。

他の方法としては、通訳を介しての方法、
パソコンの音声認識ソフト(『ドラゴンスピーチ』とか、いろいろあるようです)を活用してみるとか、
磁気ループやFM補聴システムなど様々な機器を試したり、
読話などの方法もありますが、音声や手話のように、いつでもどこでも、また誰とでも、
というわけにはいかないようです。

そうすると、社会参加が難しく、自分たちのコミュニティ形成もできず、
孤立しやすい危機が最も高いのは、中途失聴者や難聴者になるのです。

手話のグループとか、人工内耳手術やリハビリに取り組むグループとか、
読話のグループとか、自分の選択したコミュニケーション方法に合わせて、
様々な小さなグループに分かれていくことになるし、それがないと、
その人たちは自分の本当の居場所が見つからない、
というのが中途失聴者や難聴者だと思います。

これも、健聴者社会やろう者社会とは違う価値観、社会観であるので、
誰もが、そういった違いを認め合うようになってほしいと思います。

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by bunbun6610 | 2011-08-24 19:51 | 難聴・中途失聴