『24時間テレビ』を観ない理由

8月21日(土)~22日(日)に、
今年も日本テレビ恒例の『24時間テレビ』がありました。

私は興味がなかったし、この日にあることも全く知らなかったのですが、
手話仲間の一人がテレビのTシャツまで着て来て
「観て下さい」と言うので、仕方なく十何年ぶりかに自分でテレビをつけ、
少しだけ観ました。

今年は東北の被災地復興支援活動も一生懸命やっていたようですね。

そもそも、障害者や貧困者(特に子ども)などの救済から始まったテレビ番組で、
タイトルまで「愛は地球を救う」というテーマがついており、
私は昔から嫌いなテレビ番組の一つに数えていますけど。

反対はしませんし、こういう活動もありがたいことだと思います。

でも、私が嫌う理由を、あえて簡単に話すと、次のことを挙げます。

【1】
生放送の部分が多いのでやむをえないことだとは思いますが、
字幕がつかないバラエティー、ドラマは観ないのです。

みんながワイワイ楽しそうにおしゃべりをしているのを、
聞こえない自分が観ているだけ、というのは、
精神的に辛いものがあります。

自分だけ面白くもなく、テレビを壊したくなる気分になります。

だから私は、こういうテレビ番組は観たくありません。
こういう聴覚障害者心理というのは、テレビの音声が
当たり前に聞こえる健聴者には、理解しづらいかもしれませんが。


【2】
故佐々木正さん

 →http://www.muse-meson.com/Ganesh/ganesh.html

という難聴者が薦めてくれた本に
『哀れみはいらない―全米障害者運動の軌跡』(ジョセフ・P. シャピロ/著)
がありました。

 →http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN4-7684-3418-5.htm

 →http://www.sawaguchi.net/data/html/nopity.html

タイトルを見ればすぐにわかるように、障害者にはこういう生き方をする権利だって
あるはずです。

この本を読む前から、24時間テレビは何となく、自分には合わず、
障害者に対する見方としても納得がいかないな、と感じていました。
だから、24時間テレビは好きでありませんでした。

この本と出遭う前、私の理想とする生き方とは何か?
それがずっとわかりませんでしたが、
読んでからは障害者も多様な生き方があって当たり前なんだ、
と思うように変わりました。
それからは次第に、障害者運動に興味を持つようになりました。

だからなのか、よくわからないのだけれども、24時間テレビには、
今もあまり共感できないのです。


これは、生放送ですかね? 字幕なし。
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LIVEです。 字幕なしです。
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これも生放送のようですが、今度は字幕があります。
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というわけで、字幕が無い場合が多く、観る気がしません。
せっかくこういうテレビをやっていても、字幕がなくては、
聴覚障害者で観る人は少ないと思われますし、
他の障害者のことも知らないままでしょうね。
残念ですけど…。

24時間テレビはやはり、疎外感を感じます。
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by bunbun6610 | 2011-08-22 23:24 | バリア&バリアフリー
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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610
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