単一民族特有の群衆行動

健聴者は、聴覚障害者と1対1で手話で話したり、
覚えた手話を職場などで使うのは、
抵抗感を感じているかもしれません。

その勇気ある一歩を、なかなか踏み出せない人も多いのではないか、
と思います。

あるハローワークの職員さんは、手話講習会に通って、
手話を少し覚えましたが、それでもこう言いました。

「ろう者と手話で話すのは、度胸がいる」

また、ある手話サークル員がこう言いました。

「「ろう者と手話で話すには、厚かましいほうがいい」と言われた」

なるほど、その通りですね。

職場では、健聴者同士では楽しくおしゃべりしながら仕事をしているのに、
聴覚障害者だけ、たった一人で定時まで、ずっと話しもできず、
何の情報をもらえることもなく、一人で単純労働をする毎日になります。

健聴者には、そんな気持ちを、想像してみたことはないと思います。


健聴者は反対に、手話講習会などでは、様子がガラリと変わります。
手話学習、資格取得という目的ものと、皆が積極的に、
手も動かすようになります。

そうすると、それだけ手話を使う人の輪も大きくなるのです。
この全く反対になる現象を見て、不思議に思います。

結局、みんな群れで動くものなんだなぁ。
今までずっと、そうした群れに入って一緒に動くことができなかった自分と、
常に比較してしまう自分もいました。
入ることはできても、疲れてしまったり、不愉快になってしまうのをこらえるのは、
辛かった。
楽しいことも少しはあるが…。
楽しみは少し共有できても、理解者は現れませんでした。
だから、それもやめてしまう。

生きている限り、虚しさと、皆と一緒に動こうとしない、すぐ嫌になってしまう罪悪感は、続く。

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by bunbun6610 | 2011-08-18 23:01 | 雑談
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ある聴覚障害者から見た世界


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