蒼穹 -そうきゅう- bunbun6610.exblog.jp

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

対等関係でケンカができるということ

タイトルの言葉、そういえば難聴者が言っていました。

健聴者と聴覚障害者の「対等関係」とは何でしょうか。

「健聴者を怒らせると、筆談してくれなくなってしまう…。
だから、ある程度のことは我慢し、有難く思わなくては…」

「健聴者を怒らせてしまったら、もう相手にしてもらえなくなる。
だから、腫れ物に触るように、注意深く言葉を選ぶ。
ケンカになるのは、出来るだけ避ける」

要するに「筆談してもらっているのだから」という遠慮が出てしまう。

ゆえに、本当の対等関係で、堂々とケンカができるのは、
通訳がいるときだけなのかもしれない。
それじゃ、いけないのだが、現実は…。

福島智(盲ろう者/東京大学教授)さんは
「母とのケンカから指点字が生まれた」
と話している。
彼がどうにも我慢できなくてとった行動を見て、お母さんはとっさに指点字で
「智、わかるか?」
と話しかけたそうだ。
それが指点字の誕生だったという。

それまではブリスタがないと、コミュニケーションができないと、
お母さんは思っていたのだろうか?

この話を聞くと、実はコミュニケーションとは、相手側(この場合は、健聴者)にも
積極的な気持ち、行動がないと通じるようにはならないんだな、と思いました。

障害者だけに、一方的な努力を強いるのは考えものだし、
それではコミュニケーションは成立しないかもしれない。

今回の話の結論としては、対等関係とは障害者も健常者も遠慮せず、積極的になること、
でいいかな?

そういえば、障害者を避ける健常者って、多いですよね。
残念ですが…。

a0196876_21405714.jpg

[PR]
by bunbun6610 | 2011-08-16 21:41 | 聴覚障害