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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

要約筆記通訳にルビはつくの?

毎週日曜日の夜7:45~8:00に、
NHK教育テレビの聴覚障害者にも配慮したニュース番組には、
手話や字幕だけでなく、漢字にルビがついてます。

健聴者には要らないと思われるかもしれませんが、
聞こえない人が、その言葉を覚えるためには、
ルビは必要です。


最近はろう者も言葉を話す人が増えているので、
字幕があっても読み方を知らないと、
自分の想像で(これでいいと思って)言ってしまって、
後で皆に笑われ、バカにされる、といった苦い経験をする人も
増えているかもしれません。


話せるようにはなっても、やはり聞こえに不自由があるのは変わらないため、
その言葉の意味をちゃんと知ってても、何て読むのかわからない、
というケースは、私もたくさんあります。


「平等(びょうどう)」を 「へいとう」 と読むと勘違いして、
使っていたろう者がいます。

「小説」(しょうせつ)を 「こせつ」 と読んでいました。

「成年後見制度」を 「せいねんあとみせいど」 と読んでいました。


あるいは、読み方もわかるから、自信満々に大きな声で言ったら、

「発音がおかしい」

と大笑いされたり、相手に「は?」という顔をされ、
すぐに通じなかったこともありました。

釣り糸の「ハリス」は、誰でも本を読めばすぐわかりますが、
私は発音が覚えられませんでした。


今の情報保障は随分進歩しましたが、
それだけでは本当に限界があるのですね。

やはり、生のコミュニケーションで、言葉を覚えていく(失敗しながらも)のが、
聴覚障害者にとっても一番よいのでしょう。

そうなると、補聴器や人工内耳も、可能な限り使い続けたほうがいいのかもしれません。

それにしても、補聴器や人工内耳の使い方を研究する中途失聴・難聴者って、
すごい努力ですね。

 →http://homepage3.nifty.com/takerin/

 →http://blog.goo.ne.jp/hearingrabbit

 →http://taku-pc.blog.ocn.ne.jp/


今、聴覚障害者にはいろいろな人がいますが、
音声情報の獲得に積極的な人もいれば、反対に音声情報を捨て、
視覚情報で生きる決意を持って生きている聴覚障害者もいます。


あ、本題の話を忘れていました。

要約筆記通訳でも、ルビをつける配慮をする人、しない人がいるのでしょうか?
聞き慣れない漢字にルビをつけてくれる人もいます。

通訳のルールとしては、どうなのかわかりませんが、
やはり、つけてもらえると、ありがたいと思います。

案外、「こんな漢字の読み方なんか、聞かなくたってわかるさ」と、
推測で覚えこんでいる聴覚障害者って、いると思いますから。
自分もそうですし。

やっぱり、要約筆記利用者は日本語を話す人が多いですから、
なるべく、その言葉の読み方も覚えられる情報保障のほうがいいと思います。

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by bunbun6610 | 2011-08-16 21:22 | 情報保障・通訳