「目には目、歯には歯」(コーラン)(旧約聖書)

イスラム過激派の犯行声明にも使われる
この言葉、皆さんもご存知だと思います。

自分の浅はかな知識で、この言葉の意味を
語ってよいものかと、少し悩みましたが、
書いてみようと思いました。

この言葉は、旧約聖書に収められています。
ユダヤ教、イスラム教、キリスト教が、
実は同じ神を崇拝し、旧約聖書の部分を聖典
として用いている、というのです。


イスラム過激派がこの言葉を使うのは、
例えば米国への報復行為とかで、
その意味は報復宣言とか、
どこまで報復するか、だと思います。

その意味で考えると

「もしも目を奪われたら、奪った人の目を奪え」

というように考えるかもしれません。


もう少し言葉を変えたとしても、

「もしも目を奪われたら、奪った人の目だけ
奪ってもよい」

というようになるかもしれません。


しかし、カトリック信者の犬養道子氏の著書には、

 →http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E9%A4%8A%E9%81%93%E5%AD%90

「もしあなたが、相手の目を奪ってしまったなら、
自分の目をもって償いなさい」

というふうに書いてあったように思います。
(多分…)


それを読んで私は、

「この言葉の意味(作者が言いたいこと)は、
報復ではなく、償う方法(律法)について
語っているのだな」

と思いました。


昔の野蛮な時代には、これでも立派な法として、
そんな野蛮な人たちに与えられていた、
というわけです。

イスラム過激派だと

「やられたら、やり返せ」

のようですが、カトリックでは

「そこまでで、許してやりなさい」

という感じです。

作者はもちろん、神ということになります。


しかし、その法の意味は、ずっと後の時代に
登場するイエス・キリストの教えによって、
人々へのこの言葉の意味の理解が、
さらに深まっていったのではないでしょうか。


キリストのことを伝える新約聖書の部分には、
キリストが弟子に、次のように言った、
と述べています。

「私があなたがたにしたように、
あなたがたもしなさい」

私はこれも「目には目、歯には歯」ではないか、
と思いました。

旧約時代における、「目には目」の本当の意味は、

「もし、あやまって相手の目を奪ってしまったなら、
自分の目をくり抜いて、相手に差し出せ」

という意味ではないようです。
「目には目」は、代価を等しくしなさい、
という意味であり、

「奪ってしまった目に相当する償いをしなさい」

という意味になるのではないか、と思うのです。


今では何でも裁判で争い、何でもお金を支払って
解決するのが当たり前になっていますが。

今の原発賠償問題だって、本当はお金で賠償
すれば済む問題ではないですよね。

数千年前に書かれたと言われる聖書の言葉
からは、現代人である私も、
本当にいろいろと考えさせられます。

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by bunbun6610 | 2011-08-09 21:44 | 雑談


ある聴覚障害者から見た世界


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