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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

難聴者のコミュニケーション方法

松森果林氏のブログに、難聴ゆえの、聞き取り間違いの
話がでていました。
(正確には聞き取れないので、口型を見て想像したようですが)

 →http://d.hatena.ne.jp/karinmatasumori/


私も健聴者ともっと話していた頃は、聞き間違えては
笑われたことがよくありましたが、近年はそんな経験も
ご無沙汰です。

友人とやり取りして、おかしくて笑っていられるのなら、
まだいいですね。

でも昔の私は、言われても言い返せないと「つんぼ」
(聞こえない人に対する差別語)と呼ばれたり、
言い返してみて間違っていれば馬鹿にされ、
皆に笑い者にされたものです。

どっちにしても良くない思いをしていました。

その私よりも年上の盲ろう者が、いじめられた体験を
講演で話されたときは、昔はそれが当たり前の社会
だったんだ、と感じました。

それにしても、ろう者まで盲ろう者をいじめるということ
があった、という話を聞いたら、昔の差別は相当なもの
だったんだ、と思わずにいられません。


松森氏の話は、多分「おいすたーばー」という言葉が
出てくるとは想定していない場合、言われても自分の
経験で知っている言葉に似ている語を頭のなかで探し出し、
それを言ってみるのかもしれません。

あるいは、相手が聞き取りにくい喋り方をすれば、確かに
何て言っているのか、当てるのは難しくなると思います。

口型が「おじさん」に酷似していると、口を見ただけでは
判別が難しくなります。
健聴者の話し方は、音声ならでは理解できる文法もたくさん
あります。

「あかさかの/おすすめのみせに/おいすたーばーが/ある」
(「赤坂のオススメのお店に、オイスターバーがある」)

と言ったなら、もしかしたら聞こえない人も、もうちょっと
言葉を想像しやすかったかもしれませんね。


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by bunbun6610 | 2011-08-08 00:42 | コミュニケーション能力