難聴者の会社面接対策(3) 「オープン」と「クローズ」

ハローワークには聴覚障害に詳しくない職員でも、
聴覚障害者からの相談に対応できるようにするため、
難聴者カウンセリング・マニュアルを用意しています。

これは、日本障害者雇用促進協会の
『聴覚障害者の職場定着推進マニュアル』


http://www.jeed.or.jp/data/disability/occupation/list.html

のことではありません。

大体、こういうものは会社の人は忙しくて誰も読まない
ものです。
実際、私も森ビルでお願いしてみたことがありましたが、
誰もほとんど読まずたらい回しにされ、すぐに私のところ
へ戻ってきてしまいました。

ものすごく腹が立ちましたが、やっぱりガマンするだけです。


ハローワークのカウンセリング用マニュアルの場合は、
難聴者向けです。
それも、身体障害者手帳の認定を受けられない軽度難聴者
や、中度難聴者向けだと思います。

そうした難聴者の相談では、採用試験(面接)に望む場合、
自分の障害をどう説明すればいいか、という悩みを持って
くるようです。


そこでハローワークは難聴者に対して、

  (1)「オープン(障害者であることを面接で知らせる)」
  (2)「クローズ(障害を持っていることを隠す)」

の2種類の方法があると説明します。


                【オープン】

メリット    ・障害に対する配慮が得られやすい。

デメリット   ・採用が難しい場合も。
         ・健常者と平等ではなくなる。


                【クローズ】

メリット    ・採用されやすい。
         ・健常者と平等に扱ってくれる。

デメリット   ・入社後、障害に対する配慮が得られなくなる。


ハローワークがどちらかを選んで強制するのでなく、
2種類の方法があることを、
アドバイスとして難聴者に紹介するだけです。

こんなマニュアルがあったなんて、信じられます?
私は、実際に見せてもらったことがあります。
どちらにするかは本人、家族とも相談して、決めます。

結局、ハローワークがアドバイスできることといえば、
このくらいです。
他には

「障害者手帳認定を受けたほうがいい」

と強く勧められる場合もあると聞いていますが、
これは基準に達していない人には、どう頑張っても
無理です。


でも私は、クローズもオープンも、昔やったことが
ありますよ。
障害があっても、どうしてもという目的があって、
健聴者と一緒に働きたい、という理由があるのなら、
私はクローズを選択した時期もありました。

要は、自分の目的に合わせて、使い分けることです。
私は軽・中度難聴者の人なら、クローズでのチャレンジ
を完全否定はしません。
デメリットは勿論、覚悟しなければなりませんが。

a0196876_20515378.jpg

[PR]
by bunbun6610 | 2011-07-07 20:55 | 就労前の聴覚障害者問題A

ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610