六本木ヒルズのバリアフリー化 2011年4月調査<6>筆談ボード、トイレ』(東京都港区六本木)

→http://www.roppongihills.com/

事故前の状況は、下のホームページが大変よくまとめられていると思いましたので、
そちらをご覧になって、比較して見て下さい。
 
 →http://www.neox.to/ud/


最後に、下の写真(3年ほど前に撮影したもの)は六本木ヒルズ森タワーLL階にある、
インフォメーションセンターに設置されていた筆談ボードです。
オープン時にはありませんでした。

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ただ、これだけで「ご自由に使って下さい」という感じで、テーブルの片隅に置かれているだけ、
ハードは設置しても、心が置かれていない状況なのですよね。
ソフト面、つまりセンターのスタッフの対応は大丈夫なのだろうか? と気になります。

これはやはり、言葉の話せないろうあ者を対象とした設置なんだろうなぁ、と思いました。
しかし、聴覚障害者はろうあ者だけではありません。
もっと広く対象として迎えられる、わかりやすくて、気持ちの良いサービスはないものでしょうか。

たとえば、聴覚障害者マークの設置なのですが、これを森ビルに提案したら、反対されました。

【世界ろう連盟のマーク】
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【全難聴の耳マーク】
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理由を聞いてみると「耳の聞こえない方だけでなく、どなたでも使って欲しいので」という返事が
ありました。だから反対なのか…。

「公的でもない、特定団体がつくったマークは、六本木ヒルズでは採用できない」とも言われました。
しかし、それでは六本木ヒルズが独自デザインしたあのマークは何でOKなのか? ちょっと釈然と
しなかったのであります。

【マークに関する他のホームページの批評】 →http://www.neox.to/ud/

そもそも耳マークも世界ろう連マークも、公的な所での使用例は案外多いです。
皆さんは、森ビルのこの説明には、どう思われるでしょうか?

今回の調査はこれで全部です。

私なりに六本木ヒルズのバリアフリー化を採点すると35点(100点満点中)です。
理由は、森ビルが重点的に行っているのは

①「重大な事故が起きないようにする」

こと、つまり安全対策であるのに対し、私が考えるのは、それだけではありません。

たとえば、

②「女性、子ども、高齢者、障害者も、安心して利用できること」
③「またここに来たいと思うかどうか?」(ソフト面も重視)

こうしたことも採点基準に含めると、六本木ヒルズは35点にしかならないと思うのです。
特に②は、回転ドア事故の教訓として当然配慮すべきことであり、単に森ビル私有地というだけでなく、
街でもある以上は、そうするのが当たり前だと思うからです。


六本木ヒルズはオープン時、大勢の人が来訪していましたが、今ではやはりビジネスマン、若いカップルが
中心で、老人や子どもはだいぶ減りました。
子どもは家族でなら、特にイベントのある日にはよく来ます。

下の写真は、トイレの内装です。
超豪華で、グレードの高さがうかがえます。
でも、車椅子の障害者には狭すぎて、使えそうにないです。
金の遣い方は、やはりそのビルのオーナーの考え方が、よく表れるものです。

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by bunbun6610 | 2011-05-25 21:16 | バリア&バリアフリー
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