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ある聴覚障害者から見た世界


by bunbun6610

中途失聴・難聴者の求職活動での問題点

ハローワーク主催の面接会での、
聴覚障害者対応の実例です。

ろう者対応の場合は、面接会に申し込むだけで
手話通訳は準備してくれます。

しかし中途失聴・難聴者の場合は、

「要約筆記通訳が必要なら自分で頼んで
連れて来て下さい」

と言われるのが常です。

要約筆記者の設置をハローワークに要望しても、
職員はまるっきり相手にしてくれません。

これは、中途失聴・難聴者は補聴器に頼ったり、
自分のコミュニケーション力として、
読話力を面接の場で示す場合が多いため、
と思われます。

障害者対象のハローワークは一般人とは
別の建物で静かなところが多いので、
難聴者なら補聴器で充分に聞き取れているようです。

実際にそのような聴覚障害者を、
私はハローワークで随分見てきています。

しかし、合同面接会のような会場では、
周囲の雑音も大きいので、
面接官の話が聞き取るのが難しい
聴覚障害者もいます。

ある日の、東京都内のハローワーク
合同面接会はひどかったです。

手話通訳のワッペン装着者は見かけましたが、
要約筆記者を探してもいない様子でした。

私は念のため、近くのスタッフに

「要約筆記者はいますか?」

と尋ねました。
するとすぐに

「はい、います」

という返事だったので、

「それならここで待っていますから、
私の順番がきたら要約筆記者を
連れてきて下さい」

と頼みました。

それから1時間半ほど待ち、ようやく自分の番がきたのですが、
肝心の要約筆記者が来ませんでした。

「要約筆記者は来ないの?」

と、急いでスタッフに聞きました。

「もう少し待って下さい」

と言われたので、私は順番をずらして待つことにしました。
しかし更に30分ほど待っても来ないので

「もう手話通訳でいいから、手話通訳者を連れてきて」

と伝え、手話通訳で面接を行いました。
面接会の終了時間も近づいていたので簡単なやり取りだけにし、
問題もありませんでした。

しかし、要約筆記者がいなかったのなら、
なぜスタッフは最初から

「いません」

と言わなかったのだろう?

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by bunbun6610 | 2011-05-18 21:26 | 就労前の聴覚障害者問題A